畳のお手入れ

ご家庭でのお手入れ

日常のお掃除は掃除機と、乾いた雑巾での拭き掃除。

畳の普段のお手入れは、掃除機と乾拭きで充分です。いずれの場合も、畳を傷つけないよう畳の目に沿って行うことがポイントです。ぬれた雑巾で拭くと、畳の光沢を失ってしまう場合があります。また、ロボット掃除機は縦横無尽に動き回り、畳の目に沿えないため畳を傷つけてしまいます。

  • ○掃除機は畳の目に沿って
    ゆっくりと動かします
  • ×畳の目を横断するように
    掃除機をかけるのはNGです
  • ○乾いた雑巾で
    畳の目に沿って拭きます
  • ×ぬれ雑巾で拭くと畳の光沢が
    失われるのでNGです
  • ×ロボット掃除機は畳の目に
    沿えないのでNGです

年に数回、風を通してあげましょう。

畳の機能を充分に発揮させてあげるためにも、また畳をぐんと長持ちさせるためにも、年に2~3回、風を通して湿気を抜いてあげましょう。昔は屋外に干すことが多かったのですが、最近の住宅事情ではなかなかそうもいきません。必要なのは風を通すことなので、畳を少し持ち上げてその間に缶などを挟んで浮かしてあげるだけでも充分です。
その際、エアコンや除湿器、扇風機などがあれば稼働させてやるとベストです。屋外に干す場合は、畳表に日光が当たると劣化が進みますので、陰干しで裏面を外に向けるようにしましょう。

畳を浮かせて空き缶などを挟み、風を通せばOKです。

裏返し

新調・表替えから2~3年たったら、畳表の裏返し。

畳の裏返しというと、畳そのものを裏返すことを想像される方もいるようですが、そうではありません。畳床や畳表自体は同じものを使い、畳表の表裏を返すことを言います。新調や前回の表替えをしてから2~3年での裏返しを行うことで、1枚の畳表をキレイな状態で長く使うことができます。畳表にキズや焼け焦げ、シミがついている場合は裏面にまで影響していますので、裏返しではなく表替えが良いでしょう。

表替え(張替え)

新調・裏返し・表替えから3~5年たったら、表替え。

畳床はそのままに、畳表を新たなものにすることを、表替えと言います。新調や前回の裏返し・表替えから3~5年たったら、表替えのタイミング。新しい畳表と畳へりになるので、新品同様の見た目になります。畳床が波打っていたり傷ついている場合は、表替えではなく新調が良いでしょう。

新調(新畳)

新調から10年以上たったら、そろそろまた新調を。

新調から10年以上たったり、畳床が波打っていたり、弾力がなくなったりしたら、そろそろまた新調時期です。畳を丸ごと新たなものに交換し、完全にリフレッシュしましょう。