畳は、畳表・畳床・畳へりという3つのパーツでできています。現在では畳へりのない「へりなし畳」も人気ですが、へりのあるなしも含めて、畳を選ぶ時はこの3つがポイントになるということです。
そして、何よりも大事なのが、自分の目で見て、自分の手で触れてみるということ。畳屋さんには必ず見本を出してもらって、風合いや手触りを確かめましょう。
国産い草の特徴
中国産い草の特徴
い草を織る経糸には、綿と麻の2種類があります。麻の方が強さと太さがあり、たくさんのい草を織ることができるため、高級品に使われることが多いです。
経糸に対して織り込むい草の本数が多いほど、織り目が詰まってきます。目がびっしりと詰まり、厚みがあり、整った畳表は手触りや見た目にも違いがわかり、耐久性も高くなっています。
また、できるだけ長いい草で織られたものは、い草中央の上質な部分をより広く使えているため、高級品とされています。
実際に自分で購入するまで、あまり気にして見ていなかったという方も多い畳へり。実は色味やデザインが豊富で、素材も化学繊維、綿、麻、絹など多彩です。大きく主張する部分ではありませんが、小さな部分にこそ光るのがセンスというもの。自分らしいものを選んでください。